家庭の調理器具として必須なものは何?
真っ先に頭に浮かぶのはフライパンでないだろうか。
実際、私も一人暮らしをはじめた時には、フライパンと片手鍋を取り敢えず買い揃えた。
フライパンにも色々と種類があり、一般的に家庭で使われてるのは手軽なテフロン加工フライパンと思う。
当然私も持っていて、20年ほど一人暮らしをしている間に延べ10個くらい、テフロン加工フライパンを買い替えてきた。。
確かに手軽に使えて便利な面も多いのだが、耐久性が無く、数ヶ月で性能が落ち、高温調理も行えないという不満があり、プロがよく使用していると聞く鉄フライパンについて興味を持った。
しかし、鉄フライパンのイメージと言えば、「素人には取り扱いが難しく、錆びやすい」というもので、購入には二の足を踏んでいた。
ただ、2年ほど前に、それらの欠点を解決した素晴らしい鉄フライパンに、友人宅で出会うことができ、今では鉄フライパン生活をおくる毎日だ。
今回はそんな、素人でも取り扱いが簡単な鉄フライパン「リバーライト極」を紹介したいと思う。
まず、テフロン加工フライパンと鉄フライパンの特徴をそれぞれ書き出してみる。
一般的なテフロン加工フライパンの特徴を挙げると、次の様なものになる。
確かに安くて使いやすいので一つ持っていると大変重宝する。しかし大体3ケ月ほどするとテフロン加工が剥げてきて極端に性能が落ちるため買い替え頻度が半端なく、コストパフォーマンスも数年の単位でみると悪い。
また、高温で調理できないため、食材にこんがりとした焦げ目をつけにくく、見た目と味が合わさった美味しい料理を作ることが難しい。
一般的な鉄フライパンの特徴を挙げると、次の様なものになる。
。。なんと、悪い点の方が多い。
でも、高温で調理することができるためテフロン加工フライパンよりも美味しい料理を短期間で作ることができる。食材の水分も逃げにくい。
そのためプロは鉄フライパンを使うのだが、錆びやすい、重いなどの点から素人には敷居が高い。
実は、さきほど話した一般的な鉄フライパンの特徴が先入観として頭に入っていたため、興味はありつつも購入するまでには至っていなかった。
そんな、ある日、友人宅で一緒に料理を作ることになった。
その時、友人が使っていたのがリバーライトの旧タイプの鉄フライパン。
料理は卵と野菜の炒めものだったのだが、フライパンを温め、油を少し多めに注ぎ、さらに加熱してから溶き卵を投入。
「あちゃー、くっ付くで」
と思ったのだが、なんとスルスル鉄板面を動いて焦げ付くこともない。
ここで
「ええー」
となった。
次に野菜を投入するのだが、高温で調理できるため短時間で炒めも終わり、料理ができあがった。
もちろん食べてみるとテフロン加工フライパンにはない、ふわふわの卵炒め。野菜もシャキシャキ。
これは衝撃だった。
この鉄フライパンに興味が湧いたので友人に色々聞いてみると、
「鉄フライパンだけど、比較的軽くて、錆びないし、ガス火もIHも使えるよ。おまけに錆びにくいから簡単に使えてオススメだよ。リバーライトってところのやつ」
との返事が。
で、なんとその友人、普通のフライパン以外に中華鍋やたまご焼き器も持っていた。どれだけ好きなんだ。。
今回記事を書くにあたり、その友人所有の鉄フライパンをお借りできたので、写真で紹介したい。
左が一番古く約15年。右の卵焼き器が約3年。
裏面はガス火で使用しているとのことで、焼き跡が出る。
これはこれで味があって良い。所有欲がそそられる感じ。
鉄板面は15年使ってると思えない程、キレイ。テフロン加工フライパンではこうはいかない。
そんな、こんなで友人宅で鉄フライパンの衝撃を受け、「これは買うしかないだろう」と言うことで購入したのが「リバーライト極フライパン」。
リバーライト極はリバーライト社が販売している鉄フライパン。
その特長を公式情報から引用すると次のようになる。
リバーライト極JAPANとは
「極」は、鉄に特殊熱処理を施した究極のフライパン・シリーズです
特殊熱処理・鉄板の表面に「窒化鉄層+酸化鉄層」を形成させることで、極めて錆びにくく、かつ強靭なフライパンとなります。極の特長
- 熱をしっかり蓄え、食材に熱をたっぷり伝えるので、炒め物はシャキッと、焼き物は香ばしく仕上がります。
- 油なじみが良い[極] フライパンの表面は、優れた耐摩耗性能を持ち合わせているので、削れることもありません。
- 調理に使う度に、自然に鉄分を摂取できます。
- 極めて錆びにくく、面倒なお手入れもいらず、後片付けが簡単です。
- 200VIH(電磁調理器)を含む全ての調理用熱源でお使いいただけます。
- ※ただし、アジア鍋は、IHクッキングヒーターではご使用になれません。
次に、一般的な鉄フライパンと比べてリバーライト極が優れている点を挙げてみたい。
リバーライト極はよくある鉄フライパンよりも薄く作られているため、比較的軽い作りとなっている。試しに親指と人差し指の2本指だけでつまんでみたが簡単に持つことができた。
ズッシリとした重さはないので女性でも扱いやすいと思う。
リバーライト極は、鉄に特殊熱処理が施されているため錆にくくなっている。ただの鉄製品は少し水が付いた状態で放置しておくと、すぐに錆びてしまう。以前、鉄製の包丁でそれをやってしまい、実際に錆びさせた苦い経験がある。。
リバーライト極はその心配がなく、一度、調理後水につけた状態で数時間わすれていたことがあったのだが、少しも錆びは出ず、2年間使用してきた現在でも錆は一切ない。
これは、意外に思う方もいると思うが、リバーライト極はIHでも利用できる。一般的には「鉄フライパンはIHで利用できない」とあきらめていた人もいると思うが、これは使えるので、安心してほしい。
実際に私がIHにて2年間使ってきてた実績もある。
細かいお手入れの方法は、↓の記事で確認してもらいたいが、ただ「水を注いでたわしで擦る」だけなので、洗うのが楽だ。
テフロン加工フライパンの様に加工が剥げることもないので、気兼ねなくゴシゴシ擦れる。金たわしも使える。洗剤の使用はご法度、と言うか必要性が無いので、ほんとに水だけ。楽だ。
また、意外にありがたいのが、取っ手が木製である点だ。
プロ用の鉄フライパンでありがちなのは、取っ手部分まで鉄になってるもので、これだと熱が取っ手まで伝わり、熱くて素手で掴めないのだ。
その点、木製の取っ手だと熱が伝わらずしっかりと掴むことができる。
ただし、木製であるため、水や油で鉄よりも劣化しやすいのだが、リバーライト極は取っ手部分だけの交換ができるため安心だ。
また、地味に取っ手の先の輪っかも便利だ。
S字フックなどに引っ掛け壁などに吊るせるため、狭いキッチン空間の有効活用ができる。
次に私が購入して2年間使用してきたリバーライト極の記事作成時点での状態を紹介したい。
私が、2年間、ほぼ毎日使用したフライパンの状態がこれだ。(※ 記事作成時点)
ちなみに1年間、使用しているテフロン加工フライパンは、こんな感じ。
比較してみると、どうですか?
テフロン加工フライパンは、テフロン加工が剥げ剥げな状態だが、鉄フライパンは綺麗に色づいて良い感じに仕上がってるでしょ。
また、私がIHで使用していることもあるのだが、裏面は更にキレイだ。友人所有のガス火で使用した裏面と比較すると、熱源の違いでの変化の違いがわかりやすい。ガス火の感じもいい。
普段のお手入れ方法は、↓こちらの記事にまとめましたので、ご確認ください。
実際に調理してみた感じは、↓こちらの記事にまとめましたので、ご確認ください。
「鉄フライパンめんどくさーっ」て思いました?
確かに最初はそう思うでしょう。
でも一度鉄フライパンの料理を食べてみて。本当に美味しいから。
もしかしたら、その手間も含めて味に含まれてる気もするがテフロン加工フライパンよりも私は美味しく感じる。
味よくて半永久的にも使えて無駄もない、鉄フライパンの扱いづらさもリバーライト極なら軽減されてるし大満足!
これからは、
「簡単にちゃっちゃっと作りたい場合は、テフロン加工フライパン。
美味しく作りたい場合は、鉄フライパン。」
の二刀流やってみませんか。では!