先日100均のセリアに行くとアルコールバーナー用の五徳が売っていた。
私はトランギアのアルコールバーナーを所有しているのだが、これには五徳が付属していない。
五徳がわからない人のためにWikipediaより説明を引用
五徳(ごとく)は、炭火などの上に設置し、鍋やヤカンなどを置くための器具。具体的には炉(囲炉裏、火鉢、七輪、焜炉、等々)の熱源上に置いて、鍋、やかん、土瓶、鉄瓶、焼き網などを乗せるために用いられる支持具をいう。
クッカーセットとしてはトランギアのストームクッカーを所有しているが、ただ湯を沸かすだけならばオーバースペックで、より「軽量で持ち運びに便利な五徳はないか」と探していた。
そんな時に、100均でこの五徳が売っていたものだから、これ幸いにと買ってみた。
実際にフライパンやケトルなどを置いて使い心地を試してみたので、画像付きで紹介したいと思う。
手に入れたのは、セリアのクッカースタンドという名前の五徳。
画像のようなパッケージで発売されていた。
何やら金属板のようなモノが複数枚重なっている。
早速取り出してみると、三枚の金属板が出てきた。これがどう五徳になるのだろう。金属板には画像のような穴や切り欠きがある。
まずは金属版の寸法、重さ、厚みについて紹介したい。
金属板の寸法はパッケージに記載があった。
厚みの記載はなかったので、三枚重ねた状態で50円硬貨と比べてみた。メージャーで計測したところ1.5mmだった。
重さも記載はなかったので、キッチンスケールで計量してみたところ74gだった。
素材は鉄(亜鉛メッキ)で、手に持った感じ見た目よりは少し重い感じがしたが、バッグなどに入れるとほとんど重さは感じない。
寸法がわかったところで実際に組み立ててみる。
パッケージにある説明を読んでみると、三枚の切り欠き同士を組み合わせて三角形のような状態にするようである。
早速組み合わせてみた。
スムーズにはまりキレイな三角形になった。なかなか良い感じ。しかし五徳である以上、実際にアルコールバーナーを入れてみる必要があるだろう。
なのでアルコールバーナーを引っ張り出して来て、組み立てた100均五徳にセットしてみた。
良い感じにキレイに収まった。横から確認してみるとこんな感じ。
次に、実際にフライパンやケトルなどの調理器具を置いて使用してみる。
まず、アルコールバーナーの火力調整蓋を半分ぐらい開けた状態で五徳の中に入れてみる。
この場合、画像のようにギリギリ入るが、蓋を全開した場合や、入れた後の開閉の調整は難しそうだ。
次にフライパンを置いてみる。
18cmフライパンだが特にガタつくこともなく使用できている。大きさも特に問題なさそうだ。
次にシェラカップを置いてみる。
底面が五徳より小さいようでアンバランス。
しかし切り欠きがそれぞれの金属板にあるため、こちらに針金や鉄棒を渡せば、シェラカップも載せることができると思う。
次にケトルを置いてみる。
0.6Lという小ぶりなケトルではあるが、こちらも問題なく使用できている。ガタツキもなく良い感じ。
炎も良い感じに底面に当たっている。
ただ、それぞれの金属板は軽量化のため穴が空いているし、バーナー本体を覆っていないため風防の機能は果たしてい無い。なので屋外で風が強い時に使うのはかなり厳しそう。そんな場合は大人しくトランギア純正のストームクッカーを使おう。
→ 関連記事「トランギア ストームクッカーの収納から調理まで【初心者にもおすすめ】」
使用後の五徳の状態は画像のような良い焼色がついた。
何度も使えば、どんどん良い色になってくるだろう。やっぱりピカピカより使い古した感じが良いよね。
アルコールバーナーを持っている人は、軽量化や収納性にこだわりを持っている人が多いと思うが、純正の五徳は高機能だが高価で嵩張る感があった。
しかし、この100均五徳は三枚の金属板を組み合わせるというシンプルな構造で、軽量化と収納性の問題を克服している。
で、100円。この安さが最大の魅力(笑)
手に入れておいて損はないのでは。是非試してみて!
ちなみにトランギアには、純正のアルコールバーナー、クッカー、ハンドル、五徳兼ウインドシールド(風防)がセットになったストームクッカーや、数種類の五徳の製品もある。
アルコールバーナーとの相性・機能性の高さは断然これらの方が上で、過酷な状況での調理を楽しみたい方は、これらがおすすめ!
↓↓↓ トランギア純正:五徳
↓↓↓ トランギア純正:収納五徳
↓↓↓ トランギア純正:アルコールバーナー、クッカー、ハンドル、五徳兼ウインドシールド(風防)のセット
→ 関連記事:100均の火吹き棒。。焚き火キャンプ飯で使える!【使用レポート】